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2020-02-13

実は知っている。

最近読んだ本の一つ、「Think Smart」です。
「Think Cleary」という本の第2弾として人気がある本。
ご存知の方、もう読まれた方も多いかもしれません。
 
著者のねらい
この本は、私たちが無意識に思い込んでしまう「癖」のようなものを紹介しています。
例えば、実はただの角砂糖でも、「これは薬です」と言われて飲むと、実際に症状がよくなることがあります。
有名な「プラセボ効果」と言われる現象。(この本では紹介はありませんが)
他にも「初頭効果」や、「ハロー効果」など、私たちが無意識にインパクトを受けたり、印象づけられたりする背景にある私たちの「癖」を紹介しています。
こういう状況では、こういう考えになりやすいよ!ということを知っておくことで、それを自分自身にうまく有用することもできるし、反対に周りの情報に流されないでいられるというのが、この著者のねらいのような気がします。
即断で決める派?それとも徹底して情報比較をする派?
さて、みなさんは何かを決める時、どのように決めますか。
旅行に行くときに滞在する宿泊先。
そこに行くまでの経路。
現地でどうやって過ごすかなど…即断で決めますか。
それともいろいろな情報を比較し、検討してから決めますか。
私は圧倒的に、圧倒的に前者です。
なんとなくいいなと思ったら即決めてしまいます。
一方、夫は後者です。
旅行で泊まる宿泊先を決めるときも、彼はいろいろと情報を集め、その中から最適なものはどれかを比較検討して決めていきます。
なんとなくで決めてしまうよりも、情報収集して比較したほうがしっかり考えているように見えるし(笑)、後々のリスクは少ないのかなと思い、今までのやり方を変えて、私もそのように路線変更してみたことがあります。
しかし、私の場合、情報収集、比較検討はうまくいきませんでした。
私の場合は、情報が多すぎると混乱したり、結局わからなくなってしまったり…ということがありました。
「そのようなやり方にまだ慣れていない」ということもありそうですが、決めるプロセスが長いのは私はどうも向かないようです。
「情報が多すぎると、決められなくなり、決断の質も下がる」
そして、この私のような状態(!)がこの本で紹介されていました。
私だけじゃなかった!(笑)
面白い例としてこの本で紹介されていた実験。
「サンディエゴとサンアントニオでは、どちらの街の人口が多いでしょう?」
という質問をドイツの学生と、アメリカの学生に聞いたそうです。
どちらの街もアメリカなので、アメリカの学生の方が正答率が高そうですが、なんとドイツの学生の方が正答率が高かったとか。
なぜなら、ドイツの学生はサンディアゴは知っていたけど、サンアントニオは知らなかったので、聞いたことがある街を人口が多い街として選んだだけだったという。
私が情報を収集して、比較検討をあまりしなかったのも、それをすると混乱することが自分でなんとなくわかっていたのかもしれません。
そして、そんな自分の個性がわかったとき、なんとなくほっとしました。
これでよかったんだな、と思いました。
どちらがいい、悪いではなくて、
きっとそれぞれに合っているもの、そうじゃないものがあるのかもしれませんね。
そして、私たちは自分で思う以上に、本来は自分のことをよく知っていたりするのかなと思いました。
ヨガでも「内なる知性」という言葉がよく言われますが、本来の私たちは本来のままで100点満点。
でも、周りの溢れすぎている情報に目が行き過ぎて、自分たちの内側に尋ねること、内側に耳を澄ますことが難しくなっているのかもしれません。
一見、「非」生産的な感じかもしれませんが、
クラスの最初や最後に行う、静かにただ座る時間というのも、内側と繋がる時間として大切にしています。
なかなか一人だと難しいかもしれませんが、
みんなで一緒にその空間に身を置いてみると、なーんとなく自分の呼吸を感じられたり、すこし身体の感覚に意識を向けられたりできる場になったらいいなあと心から思います。
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